“Googleが携帯通信事業に参入”から予想するiPhoneとAndroid端末の趨勢

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Googleが携帯通信事業に参入

Googleが携帯通信事業に参入という報せが入ってきました。
米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークと協議したという事です。
参照:グーグル、携帯通信事業に参入か 米衛星大手と協議

現在のモバイル端末市場状況

GoogleAndroid端末のライバルと言えばApple率いるiPhoneですね。
その他ガラケー等もまだまだ見かけますが、これからほぼすべてがスマートフォン化して行くでしょう。

Microsoft社が率いるモバイル端末用OS:WindowsPhoneもありますが、
上記2社には出遅れたと言えます。

デスクトップPC市場では圧倒的シェアを獲得したMicrosoft社でしたが、
モバイル全盛に突入するこれからの時代、今までの権勢を維持するのは至難じゃないでしょうか。

理由の一つは対応アプリケーションの数です。

iOSとAndroidのアプリケーション数

先日、Google Playストアに登録されているアプリの本数が60万を超えた事がアナウンスされました。今現在、それは70万に届こうかという数になっています。
対するApple iTunesに登録されている数も現在ほぼ70万本。

iOSとAndroidの対応アプリの数はほぼ同数となりました。

FireFoxのアドオンの項でも同じような事を書きましたが、アプリの数とユーザーの数は相互に影響し合って比例します。

ユーザーが多ければそれだけアプリは数多く作られ、アプリの数が呼び水になってユーザーを増やすという好循環のサイクルを形作るからです。

つまり、これまでスマートフォン市場をリードし続けてきたiPhoneですが、
この先また市場のユーザーを独占をするのは難しい局面に入ったという事です。

加えてこのグラフをご覧ください。

「Tracking growth: the iTunes app store vs Google Play」という記事で公開されたもので、時系列でのアプリの数をAndroidとiOSでそれぞれ比較してあります。注目すべきは昨今のアプリ数の増加率。
Androidのアプリ増加率がiPhoneのそれを凌駕しているのがわかります。

しかしアプリの数だけが問題ではない

AppleはiTunesにiOSのアプリを登録する際に、非常に厳しい審査をします。つまり質の悪い、もしくは未成年に相応しくない内容のアプリは審査を通過してiTunesに並ぶ事はありません。

逆にAndroidはそもそも審査がほとんど無いような物で開発者は自由にアプリを公開する事ができます。
つまり質の悪い、悪意のある様なアプリも沢山存在しています。
アダルト的内容のアプリも存在を許されます。

なぜその様な苦労をしてまで開発者はiTunesにアプリを並べたがるのかと言うと、iTunesのお客さんはとても簡単に買い物が出来るようになっているため、お金を気軽に払ってくれる人が多いからです。

iOSにはアプリ開発者が一夜にして大儲けが出来るポテンシャルがあるのです。
それが開発者の良アプリを作るモチベーションになっていると言えるでしょう。

いいことばかりではないiOS開発


しかし開発者が苦労して作ったアプリが何故かiTunesの審査を通らず、泣く泣く開発を途中放棄したなんて話をたまに耳にはさみます。

そういう事を嫌って所謂JailBreak(脱獄)をしてAppleの支配下から逃れようとする人々が後を絶ちませんが、見つかれば当然ペナルティを受ける事になります。しかもその状況下ではiTunesを使えませんので、開発者がお金を稼ぐのは難しいのです。

フリーソフトウェア原理主義者であるRichard M. Stallman氏が
故Steve Jobs氏について「彼は監獄をクールにしたパイオニアだ」と言いました。
言い得て妙、的を射た発言だと思いますが、読者の方々はどう思われるでしょうか。

Androidのソフト開発はどうなの?

Androidのアプリ開発は一般的にiOSのそれに対してお金を稼ぐのが難しいと言われます。
しかし上に挙げた通り、自由なアイデアで勝負できるAndroidはより大きな可能性を秘めているとも言えます。

Androidハード開発での有利


iOSはAppleの独占的なOSであり、他の企業によるOSの使用を認めていません。
対してAndroidはオープンソース・ソフトウェアであり、だれでも自社開発のハードウェアに搭載する事ができます。(最近はMicrosoft社がパテント料をほしがっているようです)

これはAndroid文化が加速するだろう予測要因の一つです。これからより多くの人が色んな所でAndroidOSに触れる機会が増す事でしょう。

iPhoneは一年に一度モデルチェンジをしますが、Android陣営は半年に一度のモデルチェンジを行います。更に多くの企業が独自のモデルを販売しますので、消費者は選択の幅が広がります。
(この状況を受けて?Appleは半年に一度のモデルチェンジを画策しているようですが・・・)

隣の芝は青く見えると言うが如く、
今iPhoneを使って満足している人々も、日々存在感を増すAndroidを無視する事は難しいでしょう。

一例として以下のグラフをご覧ください。

2011年8月のデータですが、既に国内において、Androidのユーザー数はiPhoneのそれを超えて居ます。
スマートフォンの環境構築と学習にかかるコストは安いものではないので、一般的にユーザーは使用するOSを長期間固定化する印象が強いです。

今後、グラフの示すユーザー比率が逆転する可能性はとても低いものだと言えるでしょう。

まとめ、今後の予想

上に挙げたアプリ数の推移グラフの通りAndroidに今は勢いがあります。
反して徐々にiOSはそのユーザー数を減らして行く事になると感じています。

やはり大きな要因の一つとして、元AppleCEO.Steve Jobs氏が亡くなったという事。
彼の生前指揮したプロダクトであるiPhone3GSを私は前に使っていましたが、あれはかなり使い心地が良いものでした。

しかし近年、iOSの完全性にかげりが見え始めました。代表的なものでは最近話題になった地図問題でしょうか。
これからどうなって行くかは未知数ですが、あの天才を超える人はなかなか現れないのではないでしょうか。AppleはこれまでSteve Jobsという巨大なカリスマに支えられてきたのだと思います。

対して、Android陣営には多様性と自由があります。
それはAndroidがオープンソースである事。
誰でもソースコードを閲覧できるというのは、より多くの人にAndroidがブラッシュアップされる機会が多いという事です。

今後時間が経つほどにAndroidはより完璧な物へと仕上がって行くでしょう。
そしてより多くの人がAndroidという自由な環境でアプリケーションを作りたいと考えるでしょう。

以上が今後AndroidがモバイルOSの覇権を獲るであろうと予想される理由と
私がAndroidを使い続ける理由です。

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